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Windows 2000 ドメインコントローラー


NTDSフォルダ

Windows 2000ドメインコントローラーのデフォルト構成では、C:\WINNT\NTDSというフォルダが存在します。このフォルダにはActiveDirectryのデーターベースとログが格納されます。パフォーマンス向上の為、C:\winntとは別のドライブに作成することを推奨されています。(dcpromoコマンドでWindows 2000サーバーをドメインコントローラーに昇格するときに確認できます。)

NTDSフォルダはログ用とデーターベース用とあり同一フォルダで両方を兼ねることも可能ですし別に設けることも可能です。データーベース用のNTDSフォルダが存在する物理ディスクは書込みキャッシュ無効になりますから、C:\winntやpagefile.sysが存在する物理ディスク、そしてデーター格納用ディスクなど、ディスクアクセスが頻繁になる物理ディスクとは別に用意したディスクに設定するとパフォーマンスが向上します。

ドメインコントローラーではデーターベース用のNTDSフォルダが存在する物理ディスクの書込みキャッシュをデバイスマネージャーで有効に設定しても、再起動後に確認すると無効に戻っています。有効に設定することが出来ません。

物理的に単一ディスクの場合には、データ―格納用ではないパーテーションに設定することが、2002年発売のWindows 2000 World特別編集号 Windows 2000 Server完全移行ガイドブック P65に記載がありますが、しかし物理ディスクの書き込みキャッシュが無効になってしまうので、パーテーションを分けてもどれほどのパフォーマンス向上があるのかは疑問です。

RAID1の場合には、C:\winntやpagefile.sysが存在しないディスクに設定します。
(ミラーボリュームに限定すると下図ではFドライブが良い。Dドライブでは意味がない。但し、ミラーボリュームより高速なボリュームがある場合に、ミラーボリュームにNTDSを設定する意味があるかどうかは別な議論です。分散読み書きから考慮するとEドライブが良いでしょう。NTDS設定ドライブはデータ格納には使用しません。)

Windows OSで標準で用意されているパリティ付きストライプは、OSのシステムがインストールされているドライブには設定できませんから、後はpagefile.sysが存在するか、データー格納用ディスクなのかといったその他の用途を考慮して、ディスクアクセスが頻繁になるボリュームを避けて設定します。

ハードウェアRAID5の場合には、C:\winntやpagefile.sysが存在しない(OSからは物理ディスクに見える)論理ディスクに設定します。NTDS設定ドライブはデータ格納には使用しません。Arrayコントローラーが複数実装してあるコンピューターでは、C:\winntやpagefile.sys・データー格納用ドライブが存在するArrayコントローラーとは別のArrayコントローラーにNTDSフォルダを設定すると、パフォーマンスは向上します。

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最終更新日2003年06月22日
 どこがかわったかって? 教えないよ!!