ホスト プリント サービスで定義されている APPC プリント セッションを、追加、削除、変更、または表示することができます。
注 snacfg printsessionAPPC で指定する構成設定は、SNA Server 管理コンソールで設定するローカルプリント サーバー設定に対応します。
snacfg [#configpath] printsessionAPPCname /list
#configpath
表示または変更する設定ファイルのパスを指定します。設定パスを省略した場合は、SNA Server は、\SNAServerRoot\SYSTEM\CONFIG\COM.CFG をパスとして使用して、ローカル システム上の設定ファイルにアクセスしようとします。SNAServerRoot は SNA Server ルート ディレクトリです。
/list
APPC プリント セッションの一覧を生成します。
プリント セッションの設定を一覧表示します。表示されるコマンドには snacfg の語は含まれていないので、コマンド ファイルにリダイレクトできます。コマンド ファイルについては、本章のはじめで説明してあります。
/add
ホスト プリント サービスにプリント セッションを追加します。プリント セッションを設定するには、/add の後に、サーバー名と設定済みの APPC ローカル LU エイリアスを指定する必要があります。そのために必要なオプションは、/server:servername と /localLUalias:localLUname です。
/delete
プリント セッションを削除します。プリント セッションを削除するには、/delete の後に、サーバー名と設定済みのローカル LU エイリアスを指定する必要があります。
options
次の一覧を参照してください。
■ プリント セッション用のオプション
/autoactivate: { yes | no }
このプリント セッションが、SNA Server の起動時に自動的にアクティブ化されるかどうかを指定します。デフォルトは yes です。
/bestfit: { yes | no }
出力を用紙サイズにスケール変更するかどうかを指定します。デフォルトは yes です。
/codepage: { Country | Custom }
これは、印刷ジョブの印刷に使用するホスト コード ページを定義します。デフォルトは Country で、デフォルトの言語は日本語(英数カナ文字)[930]です。デフォルトの言語を変更するには、/country オプションを使用して、目的の国のホスト コード ページの番号を指定します。指定できる値については、表 9.2 を参照してください。
/collate: { yes | no }
ページの順序を揃えるためのオプションを追加します。
/color: { yes | no }
カラー プリンタの場合に、no を選択した場合は、印刷はグレースケールになります。
/comment:"text"
プリント セッションに関するオプションのコメントを追加します。コメントには 25 バイトを含めることができます。コメントは引用符で囲みます。
/country:value
印刷ジョブの印刷に使用する言語を指定します。言語値を指定するには、表 9.2 のホスト コード ページ番号を使用します。.
/customfile:"text"
カスタム言語変換情報を含むファイルの名前を指定します。このオプションは、/codepage:custom を指定した場合に使用します。
/devicename:"text"
宛先プリンタの名前を指定します。
/duplex:simplex | horizontal | vertical
両面用紙への印刷を指定します。
/filterfile:"text"
このパラメータは、プリンタ データ ストリームをサードパーティまたはユーザー提供の DLL に渡すための、定義済みのプログラミング API です。プリンタ データの送り先のファイルのテキストを入力します。
/font:"text"
プリント セッションに使用するフォントを指定します。コンピュータにインストールされているどのフォントでも指定できます。
/formname:string
様式の名前を指定します。
/margin:left, right, top, bottom
ページのマージンを、左、右、上、下の順にインチで指定します。デフォルトのマージンは 0 インチです。
/orientation:portrait, landscape
ページ レイアウトを縦置きにするか横置きにするかを指定します。
/pagewidth:value(0-255)
ページの幅を文字数で指定します。
/papersize:value
印刷用紙のサイズを指定します。表 9.3 を参照してください。
/paperlength:value
印刷する用紙の長さを指定します。paperlength と paperwidth の単位は 1/10 mm で、これらの設定は papersize の設定を上書きします。
/paperwidth:value
用紙の幅を指定します。paperlength と paperwidth の単位は 1/10 mm で、これらの設定は papersize の設定を上書きします。
/pdtfile:"text"
プリンタ定義ファイルの名前を指定します。プリンタ定義ファイルの詳細については、『Microsoft SNA Server リファレンス』の第 6 章「プリンタ定義ファイル」を参照してください。
/provider:"text"
このパラメータは、2 つのプリント プロバイダ DLL の 1 つ(PPD3270.DLL または PPD5250.DLL)にマップされ、ホスト プリント サービスに対し、プリンタ通信を行うためにどの DLL(ppd3270.dll または ppd5250.dll)をロードするかを指示します。snacfg printsessionappc の場合のテキストは、PPD5250 です。
/printtofile:"text"
出力を送信するテキスト ファイルの名前を指定します。このパラメータに情報を入力した場合は、印刷ジョブは、プリンタに送られずに、ハード ドライブ上のファイルに保存されます。
/quality:high, medium, low, draft
印刷品質を指定します。
/scalefactor:value
物理ページ サイズを基準として印刷出力をスケール変更する量を指定します。たとえば、スケール ファクタが 50 なら印刷出力は通常サイズの半分になり、10 なら 1/10 になります。
/server:"text"
セッションを接続するサーバーの名前を指定します。これは、通常は、サブドメイン内でホスト プリント サービスを実行しているSNA Server コンピュータの名前です。/add を使用する場合は、このオプションも指定する必要があります。
/systemtype: { AS400 | System36 }
使用しているシステムのタイプを指定します。
/truetype:bitmap, download, substitute
TrueType フォントまたはその代替フォントを指定します。
/uniqueextension: { yes | no }
/printtofile オプションが指定されている場合に、ホスト プリント サービスは、各印刷ジョブについてそれぞれ一意の出力ファイル拡張子を生成することができます。
/as400devicename:"text"
印刷ジョブを送信する AS/400 コンピュータの名前を指定します。
/locallualias:"text"
設定済みのローカル LU エイリアスを指定します。/add を使用する場合は、このパラメータを指定する必要があります。
/remotelualias:"text"
デフォルトのリモート APPC LU を指定します。ここで LU を指定する場合は、/remotefqname にテキストを入力しないでください。
/remotefqname:"text"
リモート APPC LU の完全修飾名またはエイリアスを指定します。完全修飾名は、ネットワーク名と LU 名です。ここにテキストを入力する場合は、/remotelualias にはテキストを入力しないでください。
/modename:"text"
デフォルトのモード名は QPCSUPP です。指定できるそのほかのモード名は、#INTERSC、BLANK、および QSERVER です。
/username:"text"
認可ユーザーを指定します。
/password:"text"
ユーザー パスワードを指定します。
/Hostprinttransform: yes, no
ホスト印刷変換機能をアクティブ化するには、yes を入力します。
/msgqname:"text"
このデバイスに関する動作メッセージの送り先のメッセージ キューの修飾名を指定します。
/msglibname:"text"
メッセージ キューが入っているライブラリを指定します。
/hostprintertype:"text"
ホスト プリンタのタイプを指定します。